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痴漢(ちかん)・わいせつ

(迷惑防止条例違反)

痴漢(ちかん)・わいせつの総論

電車内での痴漢などで有名な条例違反です。

痴漢といっても、犯行態様によっては刑法犯の強制わいせつ罪に当たる可能性もあります。痴漢事件は一般的に、下着の中に手を入れたものは強制わいせつ罪、入れていないものは迷惑防止条例違反という区別がされます。強制わいせつ罪は親告罪なので起訴するには被害者などの告訴が必要ですが、迷惑防止条例は親告罪ではないので起訴するには被害者などの告訴は必要ありません。

否認事件の場合、ホームで押し問答をした結果、弁解をしに駅事務室に行くと警察署に連行されることになります。女性が男性を捕まえた時点で私人による現行犯逮捕がなされたことになっているからです。

痴漢(ちかん)・わいせつの近年の傾向

被害者の供述のみでの逮捕を認める運用がなされた結果、冤罪事件も多く報告されています。

痴漢(ちかん)・わいせつの量刑に影響を及ぼす事情

示談ができているかどうか、同種前科の有無などです。

痴漢(ちかん)・わいせつの取り調べの例

携帯電話を調べられることがあります。これは、写メールで盗撮などの余罪につながる画像が残っていないかどうかを確かめるのが目的のようです。

否認事件では繊維鑑定がなされることがあります。

痴漢(ちかん)・わいせつの弁護方針

実質的な被害者である痴漢をされた人間との示談を締結することがカギです。通勤経路で偶然に被害者と会うのを避けるために、通勤経路を変更し変更後の定期券などを示談交渉で示すなどします。病的な要因が関係している場合は、クリニックの受診も勧めます。

冤罪事件もあり、それを題材にした有名監督の映画もあります。冤罪事件における関係者供述を検討すると、不自然でおかしいところがあります。関係者の供述などを詳細に検討することで、冤罪事件を救うことができるかもしれません。

現行犯逮捕である場合には突然身柄を拘束されるので、被疑者及び被疑者の家族が職場に対してどのように対応するかが緊急課題になります。早期の身柄解放を目指すべきです。

示談がなされた場合の示談金額はおおむね数十万円ですが、同じ被害者をつけ狙って複数回の犯行に及んだものなど犯行態様が極めて悪質なものはそれ以上になっています。

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